昨今の働き方改革により、オフィス環境の改善を目的としてオフィスのレイアウトを見直す企業が増えています。
従業員が働きやすい環境を作ることで、仕事へのモチベーションや業務効率の向上が見込めます。
今回は、女性従業員が多めの企業におすすめのオフィスレイアウトを女性目線から解説していきます。
働く女性ならではの視点や悩みを理解してオフィスに反映させることで、より快適で働きやすいオフィス環境を構築できるのではないでしょうか。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
女性従業員が多いオフィスには、充実したリフレッシュスペースを備えたレイアウトがおすすめです。
リフレッシュスペースは単なる休憩室ではなく、心身共にリフレッシュできるような空間であることが求められます。
女性は男性に比べ、休憩時間には疲労回復だけでなく同僚とのコミュニケーションを楽しんで気分転換したいと考える人が多い傾向にあります。
リフレッシュスペースで効率的に心身を休ませてリラックスすることができれば、オンとオフにメリハリができ、その後の業務効率を高めることができます。
そのため、心も体もリフレッシュできる空間づくりがポイントです。
オフィス内に、気兼ねなく同僚とおしゃべりできるおしゃれなカフェのような空間があると、コミュニケーションを通して心のリフレッシュができます。
おしゃれなカフェで、女性同士のグループが延々とおしゃべりを楽しんでいる姿を見かけることは多いのではないでしょうか。
女性は、男性と比べるとコミュニケーションや共感力を重要視する傾向にあるといわれています。
男性にとってコミュニケーションは、問題解決や答えを出すための手段として考える人が多いですが、女性はコミュニケーションそのものを楽しんでおり、答えのない話題でも人と話すことで心がすっきりしたり、気分転換になったりするのです。
同僚と会話を楽しめるスペースが充実していれば、息抜きができ、ストレスが軽減され、働きやすい環境になります。
社内コミュニケーションが活性化することで、今後の仕事が効率的に進むこともあるでしょう。
また、リフレッシュスペースには、身体の疲れを癒してリラックスできるような家具も忘れずに用意してください。
一人で安心して休めるプライベートが守られた空間作りもおすすめです。
オフィスで働く女性の多くは、ヒールのあるパンプスを履いて出社します。筆者自身、一日中窮屈なパンプスを履いていると、ヒールがなくても脚が疲れてくるので、休憩中には靴を脱いで休みたくなります。
そんなとき、脚を伸ばしてゆったり座れる広めのソファやリクライニングチェアなどがあると、効率的に疲労回復できそうですよね。
リラックスすることを追求し、リフレッシュスペースには畳の部屋や、ハンモックやテントなんかを置いている企業もあるようですよ。
また、おしゃべりをせず、ひとりで静かにリラックスしたいと思うときもあります。
パーテーションで仕切られた空間や、半個室のようなプライベート空間があると、パーソナルスペースを確保できます。
周りの目を気にせずくつろぐことができ、女性従業員の安心感もアップするでしょう。
一括りに女性といっても、休憩時間の理想の過ごし方は人によってそれぞれ違うでしょう。
オフィス内のリフレッシュスペースは広くとるようにして、各々のリフレッシュ方法で充実した休憩時間を過ごせるような種類の家具を複数配置しましょう。
必ずしも同じ家具だけで揃える必要はないのです。
リフレッシュスペースのレイアウトは、仲間とのおしゃべりを楽しめる空間、身体の疲れを癒せる空間の両方を備えたものであることが理想的です。
気軽におしゃべりしやすい丸テーブルやチェアを配置したコミュニケーションスペース、ひとりでリラックスして過ごしやすい半個室席やソファ席、カフェのような窓際のカウンター席など、いくつかの種類の家具を配置し、好きな場所を自由に利用できるレイアウトがおすすめです。
インテリアは自然を感じる植物やウッド調の家具を揃え、癒しのカフェのようなナチュラルな内装にするのが人気です。壁紙や床材を木目調に張り替えるだけでも印象は変わりますよ。
自然音やカフェミュージックをBGMとして流しても癒し効果が期待できますね。
また、リフレッシュスペースには観葉植物を多めに配置するのがおすすめです。
植物にはストレスを軽減させる効果があり、人々の幸福感を高めるという結果も明らかになっています。このようにオフィスに自然を取り入れた内装はバイオフィリックデザインと呼ばれ、近年のトレンドとなっていますよ。
流行に敏感な女性従業員が多めの企業は、内装のトレンドも意識してみましょう。モチベーションアップが期待できます。
女性従業員の働きやすさやオフィス環境の改善を検討するなら、心身共に満足感を感じられるよう充実したリフレッシュスペースづくりに力を入れてみてはいかがでしょうか。
筆者もおしゃれなカフェで過ごす時間が大好きなので、オフィスのリフレッシュスペースがカフェ風のデザインだと嬉しいです。
執務空間とは違う雰囲気でリフレッシュができると、オンとオフの切り替えがしやすく、午後からの仕事もがんばろうと思えます。
次に女性従業員が多めのオフィスで重要なポイントとして挙げられるのが、化粧室です。
化粧室は、用を足すためのトイレにすぎないと捉える男性もいらっしゃるでしょう。しかし辞書には、化粧室とは「便所」の他に「化粧や身づくろいをするための部屋」とも書かれています。
つまり、女性にとってトイレは、ただ用を足すだけの場所ではなく、化粧を直したり身なりを整えたりするための重要な空間となるのです。デスクでメイクを直している姿は見せたくないですからね。
女性従業員にとって、化粧室の使い勝手の良し悪しはオフィスにおいて重要な要素となります。
ポイントとしては、化粧室の空間を広くとることです。
女性従業員が多めの企業であれば、ランチ後などの女子トイレは特に混雑します。
化粧室スペースに余裕があれば、化粧直しをする人も、トイレを使用する人も、混雑時でもリラックスして利用しやすくなりますよね。
個室の数が充分に確保され、トイレ、手洗い場所、パウダーコーナーがそれぞれ分けられたレイアウトが理想的です。
オフィス全体のレイアウトを考える際は、化粧室までの動線も意識しましょう。
女性にとってメイクポーチやサニタリー用品は必需品ですが、サニタリー用品を化粧室へ持って入る姿は男性従業員に見られたくないと思う人が多いはず。
化粧室へ行く際に執務室を通過しなければならないような動線や、人目が気になる場所に化粧室を配置するのは避けましょう。
また、化粧室内にロッカーや棚を設置するのもおすすめです。
サニタリー用品や毎日使うメイクポーチを保管できるスペースがあると、毎回化粧室へ持参しなくて良くなるので便利になります。
鏡のそばには、メイク用品を置けるカウンターもあると便利ですよ。
女性ならではのルーティンを考慮した動線のオフィスレイアウトや化粧室設備があれば、女性従業員にとってオフィス環境は快適になるはずです。
ここまでの前提として、化粧室の清潔感は基本です。
これらのレイアウトを意識していても、トイレが不潔であると不快で居心地が悪く、リフレッシュもできません。
筆者は、立ち寄った駅などの公衆トイレが古く汚かった場合、嫌悪感を感じてしまい、入るのをやめて家に帰るまで我慢することがあります。女性に限らず、清潔なトイレがいいと感じる方がほとんどではないでしょうか。
オフィスの化粧室も清潔でなければ、従業員は不快に感じやすく、オフィスに行きたくないと思う人もいるでしょう。そうなればオフィスの満足度は低下し、離職率も高くなってしまいます。
反対に、デザイン性が高くおしゃれで綺麗な化粧室があるオフィスでは、女性従業員の労働意欲は上がるでしょう。
従業員のモチベーションや満足度は、生産性にも比例してくるので、オフィスの化粧室の清潔さは重要なポイントとなるのです。
もし、オフィスのトイレが古い場合は、化粧室のリノベーションをおすすめします。機能やデザインは女性からの意見を取り入れてみましょう。
オフィス全体のレイアウトの変更をしなくても、便器や洗面台の交換、床タイルの張り替えをすることで、清潔感やデザイン性を高めることができますよ。
もう一つ、女性従業員が多めのオフィスにおいて重視したいのは、空調です。
女性は、男性よりも冷えに敏感だといわれています。
身体が冷えると腰痛や腹痛、女性特有の病気を引き起こす原因にもなってしまいます。下半身が冷えて骨盤周辺の血行が悪くなると、子宮や卵巣に悪影響を与え、生理痛の悪化や婦人科疾患を引き起こしてしまう恐れがあるのです。
オフィスの冷えは女性の大敵といっても過言ではありません。
したがって、夏は冷房の温度を下げすぎない、冬は暖房をつけていても足元は冷えていないか配慮するなど、女性に優しい空調管理とオフィス環境づくりが大切です。
オフィスの空調は、過ごしやすい温度設定への調節はもちろんのこと、風の当たり方にも配慮するなど、男女による体感温度の差を考慮したレイアウトの工夫が必要です。
冬場は、暖房をつけていても、暖かい空気は上に、寒い空気は下に溜まり、顔まわりは暖かくても足元の冷えをなかなか解消することができません。末端冷え性である筆者も、暖房がついていても足先は冷えてくるのでひざ掛けが手放せません。
それを防ぐためには、空気を循環させるサーキュレーターなどを使い、オフィス内の温度ムラをなくす工夫をしましょう。天井が高いオフィスなら、シーリングファンをつけることも有効です。
男性が多いオフィスでは、夏場は冷房をガンガンにつけている職場が多いですが、女性は寒いと感じている人もいるかもしれません。
筆者の知人女性は、転職先のオフィスの座席が空調の真下だったそうで、まだ新しい職場環境に慣れていないだけだと我慢して働いていたところ徐々に体調を崩しがちになり、自律神経失調症を患い退職してしまったという話を聞きました。女性に優しいオフィス環境であれば、空調が原因で従業員を失うことは避けられたかもしれないのです。
執務室のレイアウトを見直し、暑がりで外回りの多い男性従業員のデスクは冷房が当たりやすい位置に配置して、寒がりな内勤の女性従業員のデスクは風が当たりにくい場所に配置したり、パーテーションを設置して空調の風が直に当たらないようなデスク配置にしたりなどの工夫をして、全従業員が快適に過ごせるオフィス環境を心掛けましょう。
従業員にとって働きやすくなるレイアウトは自分たちだけで検討するよりも、オフィス内装の専門家に相談しながら進めるとトラブルの心配が少ないですよ。
ここまでご紹介してきた、女性従業員が働きやすいオフィスレイアウトの設計や、レイアウト変更に付帯する内装工事は、ワンストップで作業を行ってくれるオフィスのプロにお任せしましょう。
ポイントは、デザインから施工まで一括して担当してくれる業者・オフィスでの施工実績が豊富な業者を選ぶことです。
出典:法人専門内装プロ(https://naisoupro.jp)
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堀川 羽衣
商品PRに関わりながら接客や販売の仕事をしている、一人息子を子育て中のママライター。
アパレル、食品、お花など多数ジャンルの販売経験あり。趣味はスイーツ巡りと食レポ。
コロナ禍でお客様と直接お話できる機会が減ったので、こちらでたくさんの方に記事を読んで知っていただけると嬉しいです。
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