つらい花粉症の季節。
花粉症の罹患者は年々増加しており、環境省によると日本人の3人に1人がスギ花粉症であると推定されています。
「目や鼻が痒すぎて仕事に集中できない!」
「仕事中なのに鼻水やクシャミが止まらない!」
「倦怠感や頭痛が続いて仕事へ行くのもしんどい……」
「予防薬を飲んだら眠気が我慢できずミス連発……」
花粉症によって社員の集中力や労働意欲が下がってしまうと、生産性は低下し、企業の利益損失にもなり得ます。
社員全員が花粉症対策を行い快適に働けるオフィス環境を作ることで、企業としての生産性低下を防ぐことができるのです。
しかし花粉症でない方にとっては、
「自分まで花粉症対策する必要があるのか?」
「毎日そこまでするのは面倒!」
と、なかなか意欲的になれないかもしれません。
そこで当記事では、花粉症でない社員も含めて花粉症対策をする必要はあるのか、オフィス全体としてできる対策法や、社員全員が積極的に花粉症対策に取り組めるような工夫のポイントを考えてみました。
花粉症ではない方も必見!ぜひ参考にしてみてください。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
まずは、社員全員が花粉症対策を積極的に行う必要があるのか?その重要性を考えてみましょう。
毎年花粉症にお悩みの方は、マスクをして薬を飲んだり花粉対策グッズを使ったりと、個人でも対策をされていることでしょう。
しかし花粉症の人がどれだけ努力して対策していても、人の出入りと共にオフィス内に花粉は侵入します。
人々の衣服や髪に付着してオフィスに持ち込まれた花粉は室内にどんどん溜まっていき、人々が動くたび撒き散らされていきます。
それによって花粉症の人は仕事中も目や鼻の痒みで苦しみ、止まらない鼻水やクシャミに悩まされ、仕事の質やモチベーションまで下がってしまう……考えただけで恐ろしくないですか?
そのため、花粉症ではない人にもオフィス内に花粉を持ち込まない・オフィスに花粉を溜めないよう意識してもらい、全員で花粉症対策に取り組むことが大切なのです。
社員の花粉症症状を軽減させるためにオフィスでできる基本的な対策法は、オフィス内をこまめに掃除しておくことです。
掃除をしていない部屋には、ほこりや花粉が溜まっている状態です。
人が動いたりエアコンをつけたりすると溜まった花粉が舞い上がり、部屋全体に広がってしまいます。
浮遊したあとの花粉は床に落ちて溜まるので、溜まった花粉を再び舞い上がらせないよう、床は毎日徹底して掃除しましょう。
・床の材質がビニール製のフロアタイルのオフィスは、ウェットタイプのフロアワイパーやモップを使った拭き掃除がおすすめです。
掃除機は花粉を舞い上がらせてしまうため、必ず拭き掃除で花粉を除去した後でかけるようにしましょう。
・床がタイルカーペットであるオフィスは、カーペット用の粘着クリーナーを使った掃除方法が良いでしょう。この場合も掃除機は必ず花粉を除去した後でかけます。
カーペットや絨毯など布製の素材は、繊維が花粉を吸着して絡めとり、ある程度は舞い上がるのを防いでくれます。
しかし花粉が溜まっていることは事実なので、お掃除をサボると花粉やホコリはどんどん溜まっていきます。
オフィスの広範囲も掃除しやすいよう持ち手が長く、粘着力の強いオフィス用の粘着クリーナーを使用し、カーペット表面に付着している花粉をしっかりと取り除くようにしましょう。
・窓のサッシ、パソコンの液晶画面、家具の隙間などには花粉が付着したままになりやすく、除去しにくい場所です。
付着した花粉が舞い上がってしまう前に濡らした雑巾やウエットシートで花粉やほこりをこまめに拭き取り、花粉を溜めないよう注意することが大切です。
・空気清浄機は常に運転しておき、人の出入りが多いときは特に高運転で回しましょう。
オフィスをいつもきれいに掃除しておくことが、花粉症対策の基本ですね。
床やデスク周りの掃除は毎日していても、見落としがちなのはエアコンのフィルター掃除。
エアコンのフィルターは、ある程度は花粉を吸着してくれますが、そのまま放置していると目詰まりしてしまいます。
フィルターが詰まっている状態だと花粉をキャッチしきれません。
内部に花粉が溜まったままエアコンをつけたら、入り込んだ花粉を再び吹き出し、室内に撒き散らしてしまいます。
目安として月に一度はオフィスのエアコンのフィルター掃除を行うようにしましょう。
フィルター掃除をすることで冷暖房機能を保ち、余分な電気代も削減できますよ。
オフィスの入口と、仕事をする執務室をしっかり隔離した配置にすることも、外からの花粉の侵入を軽減させるのに効果的です。
扉や窓を開けた際に花粉が入ってくるのを防ぐためカーテンを取り付けたり、新たにパーテーションや扉を取り付け、間仕切るのもおすすめです。
花粉だけでなく、防火性や防音性のある高機能素材のパーテーションを選べばあらゆるものを遮断できますね。
透明のガラスパーテーションを使えば空間が狭く見えず開放感もありながら、物理的に花粉の侵入を軽減することができますよ。
デスクの配置を、人の出入り口や窓の近くを避けた場所にしてみるのもひとつのアイデアです。
オフィスでの花粉症対策を考えるならば、今一度オフィスの内装を見直してみてはいかがでしょうか。
花粉は、私たちの衣類などに付着して室内に持ち込まれます。
ですので、社員全員がオフィスに入る前に衣類についた花粉を落とし、室内に持ち込まないよう習慣づけることで、オフィス内への花粉の侵入を大幅に軽減することができます。
花粉症の方もそうでない方にも実践してもらうためには、入室前に行うことを社内でルール化、共有しておくのが重要です。
具体的には、オフィスの入口に粘着クリーナーを置いておき、衣服や鞄についた花粉をコロコロ吸着してから入室することをルールとしましょう。
その際、花粉が舞い散らないよう、空気清浄機のそばで行うとより効果的です。
従業員だけでなく来客者にも実践してもらえるよう、エントランスに花粉除去を促すポスターを掲示しておいてもいいですね。
外出時には、オフィスの出口付近に花粉ブロックスプレーを置いておき、外出前の社員に使用を習慣化してもらうと良いでしょう。
お伝えしたように、花粉は外から持ち込まれて室内に侵入します。
ということは、オフィスに入る前のエントランスで、いかに花粉を除去できるかが重要となります。
そのため花粉症対策としてもオフィスのエントランスには力を入れるべきだといえます。
エントランスに設置したいものは、
・空気清浄機
・加湿器
・粘着クリーナー
・花粉除去ブラシ
・ゴミ箱
・花粉対策スプレー
・それらを置く棚
・花粉除去を促すポスター
などです。
ただそれらを無造作に置くだけでは物が増えて空間が狭くなり、ごちゃついた印象になってしまいますよね。
オフィスのエントランスが散らかっていたり窮屈な印象だと、気分がいいものではありませんし、来訪者に与える企業イメージも悪くなります。
せっかくなのでこの機会に、物が増えてもごちゃごちゃして見えないよう整理された、スタイリッシュなエントランス空間に改装してみませんか?
オフィスでの花粉症対策を今から徹底的に始めるなら、同時にエントランスの内装を見直してみることを私はおすすめします。
花粉対策グッズや啓発物を設置しただけではなかなか花粉症ではない社員の意識は変わらず、入室前の実践を怠る人もいるかもしれません。
ですが、もしオフィスのエントランスの雰囲気が変わったり、花粉対策グッズが整理されて並んでいたり、以前より清潔な空間に演出されていたとしたら、
「あっ、そうだ、ここで花粉を落とすんだった!」
「こんなきれいな会社のためにも、自分もきれいにしてから入室しなければ!」
と気付き、自発的に意識してもらいやすいと思いませんか?
このような理由から、オフィスで花粉症対策をしようとしているこのタイミングと同時に、エントランスの空間ごと模様替えを行うことがおすすめです!
例えば、エントランスの一部分に、清潔な家具や棚を設置し、空気清浄機と、粘着クリーナーや花粉対策グッズをスタイリッシュに並べたコーナーを作ってみましょう。
観葉植物が置いてあったり爽やかなアロマの香りを取り入れても素敵な空間になりますよ。
そうすることによって、決められたその場所で、花粉を落としてから入室することを習慣化しやすくなります。
もし、限られたエントランスのスペースをどんなふうに有効活用すればいいのか、空間作りにお悩みなら、オフィス内装工事の専門家に相談してみることもひとつです。
洗練された素敵なエントランスは企業の顔としてのイメージアップにもなります。
清潔なエントランス空間を演出して、オフィスに入室する社員や来訪者の意識にはたらきかけてみましょう!
オフィスでできる花粉症対策や工夫のポイントをご紹介させていただきました。
花粉症対策は個人でできることも多いですが、オフィス全体で取り組むことによって、より効果が高くなります。
全員で花粉症対策を行うには、快適なオフィス環境を作り、社員の意識にはたらきかける工夫も必要です。
花粉症のつらい症状が軽減されれば、仕事へのモチベーションや集中力もアップし、企業としての生産性向上へと繋がっていくでしょう。
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