リフレッシュスペースは、文字通り従業員がリフレッシュするための空間です。従業員が限られた時間内でしっかり心身を休めて、また次の仕事への英気を養うために必要な場所です。
あなたのオフィスでは、従業員が満足して活き活きと働いていると断言できるでしょうか? 従業員の表情が楽しそうではない、勤務時間は充分あるのに生産性が上がらないというオフィスは、従業員の疲労度や不満感が高まっているのかもしれません。
従業員がリフレッシュしやすい環境を整えることは、仕事効率向上=オフィスの生産性アップにつながります。今回はリフレッシュスペースの主な役割と、どのような場所がリフレッシュスペースと呼ばれるものかを紐解いていきましょう。
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快適なリフレッシュスペースを作ることで、オフィスとしてはどんなメリットを得られるのでしょうか。今回はその主なメリットを3点に分けて紹介します。
リフレッシュスペース活用の一番の目的は、やはり「心身の疲れを癒やすこと」ではないでしょうか。
従業員の身体や心に負担がかかると、仕事の能率が低下します。働きたくないのにしぶしぶワークスペースにいる状態では、仕事を進めるためではなく、ただ拘束時間をやり過ごすことが目的となってしまいがちです。そして疲れて仕事効率が上がらない従業員をただ叱責するだけでは、事態が好転しないことがほとんどです。最悪の場合、耐えきれず退職者が相次ぐケースにもなりかねません。
オン・オフの切り替えや疲労回復のために、休憩時間をリラックスした状態で過ごせる「リフレッシュスペース」の活用が有効です。
従業員同士のコミュニケーションはストレス軽減になるだけではなく、有益な情報を得られたり新たな発想が生まれたりすることにもつながります。
また、休憩時間をリフレッシュスペースで共有することにより、従業員同士の会話がはずみお互いの理解を深められます。今まであまり交流がなかった従業員同士が仲良くなる絶好の機会です。
従業員同士が良い関係性を築くと業務でも連携を取りやすくなり、仕事の効率や生産性もアップすることでしょう。
リフレッシュスペースを大切に考えることは、従業員を大事にしている企業というイメージにもつながります。求人の際にも「働きやすさ・働く環境の良さ」を求職者にアピールできます。
そしてリフレッシュスペースの代表でもある休憩室がオシャレな空間であると、来客時の短時間の打ち合わせや顔合わせなどにも使うことができます。取引先などの外部来客の方々からも、「素敵なオフィスだな」と好印象を持ってもらえることでしょう。
ここからは、リフレッシュスペースの種類やその意味(役割)をご紹介していきましょう。
従業員食堂やカフェとは、従業員がオフィス内で食事やドリンクを注文してその場で食べることができるイートインスペースのことを指します。TOTOが行った「オフィストイレの水まわりに関する調査」についてのアンケートでは、46%の従業員が仕事のモチベーションに影響する場所が「食堂・カフェテリア」であると回答しました。従業員の労働意欲アップには大切な場所のようですね。
そして従業員がオフィスの食堂を使う理由については、株式会社リクルートライフスタイル「ホットペッパーグルメ外食総研」が2018年に行った社員食堂についてのアンケートより下記の調査結果が出ています。
社食を利用したいと思う理由
●有料だが、安く食べられるから(47.2%)
●外部に出るのが面倒だから(26.7%)
●短時間で済ませられるから(23.1%)
従業員がオフィスの食堂やカフェテリアに求めるのは、食事代の安さと時短のようです。さらに「雰囲気がオシャレ」「美味しい」「栄養バランスが良い」などのプラス要素が加わると、ますます利用しやすくなるでしょう。
従業員にとって限られた休憩時間内で快適・便利に食事を取るために、オフィス内の従業員食堂・カフェは必要な場所だということが分かりますね。
従業員食堂・カフェが従業員に活用される一方で、規模や予算などの面で厳しく、従業員食堂・カフェテリアを設けられないというオフィス事情もあるようです。株式会社リクルートライフスタイル「ホットペッパーグルメ外食総研」の2018年度のアンケートでは、勤め先のオフィスに社員食堂があると答えた人の割合はわずか22.7%しかありませんでした。
しかし、やはり従業員が食事や休憩を取るスペースは効率的な休息には必要不可欠です。食堂・カフェテリアを設けられないオフィスは、特に快適な休憩室作りに注力してみるのはいかがでしょうか。
近年はオフィスに運動スペースを設ける企業が増えています。従業員の健康増進を図る、心身をリフレッシュすることが主な目的です。従業員の心身が健康になると、精力的に働きやすくなるので仕事の効率もアップします。
仕事量が多くて時間に余裕がないというオフィスには、デスクバイクがおすすめです。デスクバイクは室内で自転車漕ぎ運動ができる器具で、ハンドル部分がデスク(机)になっています。そのデスクにパソコンや書類を持ちこんで、サイクル運動をしながら仕事をすることができます。
この他にもさまざまな運動の仕掛けを考え設置している企業も多くありますので、ご参考にされてはいかがでしょうか。
喫煙スペースは喫煙をする従業員だけでなく、喫煙をしない従業員にとっても必要な場所です。分煙することにより、副流煙によって不快感を覚えたり健康を害されたりするリスクが軽減されます。
喫煙スペースがないオフィスは、喫煙者が遠くにあるオフィス外の喫煙所まで移動しているケースが多いようです。喫煙者自体も不便ですが、それによって非喫煙者からは「タバコ休憩が長い!」「自分(たち)はタバコ休憩を取っていないのに、ずるい!」という不平等感・不満の声が挙がることもあります。これは非喫煙者と喫煙者との、関係性悪化の原因にもなりかねません。
喫煙者・非喫煙者双方が同じ職場内で仲良く快適にすごすためにも、喫煙スペースを設けてはいかがでしょうか。
この他にも、仮眠室や個室などの休憩を取ることに専念できるスペースや、読書・ゲームなどの遊戯や気分転換に特化したユニークなリフレッシュスペースを設置しているオフィスもあります。
オフィスや従業員のカラー・ニーズに合わせて、必要なリフレッシュスペースの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
効果的なリフレッシュスペースづくりで大切なことは、主に「快適性」「利便性」「デザイン(コンセプト)」の3点です。
リフレッシュスペースを過ごしやすく快適な場所にするポイントは「広さ」「清潔感」です。
リフレッシュスペースの快適性でまっ先に考えられるポイントが、「広さ」です。オフィスデザイン事業を展開する株式会社ワークが2022年8月に行ったアンケートでは、興味深い結果が得られました。従業員に「オフィスへの不満点」を尋ねたところ、第2位が「休憩スペースがない・狭い(32.4%)」でした。
敷地自体が狭いので休憩室を広くできないというオフィスは、テーブルの間隔を広げてみてはいかがでしょうか。人との間隔が密になるとお互いに気を遣いますし、ストレスを感じます。収容人数が少し減っても、広々と使えるほうがリフレッシュスペースとしてはおすすめです。
そしてリフレッシュスペースを居心地のよい場所にするためには、清潔で安全な環境を維持することが欠かせません。最近ではリフレッシュスペースに空気清浄機を導入するオフィスが増えています。空気清浄機は目に見えない空気を浄化し、いやなにおいを抑制するだけでなく、病気や不調の元となるウィルスや花粉なども除去してくれます。健康増進にも最適です。
リフレッシュスペースの見直しを機に、空気清浄機やアルコールスプレー・薬用ハンドソープ・うがい薬など、衛生管理に有効なアイテムの設置も検討してみてはいかがでしょうか。
いくらリフレッシュスペースが快適でも、仕事場所から離れていては休憩時間が短くなったり往復で疲れてしまったりというストレスを招いてしまいます。
また、休憩室は執務室だけでなくお手洗いやドリンクコーナー、喫煙所にも近いほうが利便性の面でもおすすめです。可能であれば、それらの設備も休憩室内に設置されているのが理想的ですね。
リフレッシュスペースの場所は、アクセスも考えて配置するのがベストでしょう。
リフレッシュスペースを設置する際には、コンセプトやデザインにこだわることで従業員の気分転換を促し、オン・オフ切り替えの効果も高まるでしょう。特に、ワークスペースとは異なる雰囲気を作るほうが気分転換しやすくなります。
オフィスのリフレッシュスペースで主流のコンセプトは「カフェ風」です。カフェと一口に言っても、そのコンセプトや座席のタイプは多様に分かれます。コンセプト(その場所全体のテイスト・雰囲気)の一例を挙げますと、洋風・和風・アンティーク・ナチュラルテイストなどがあります。座席のタイプも、バーカウンタータイプ・座敷タイプ・テーブル席・ソファー席などさまざまです。演出したいイメージを一つに絞ったほうが良いでしょう。
壁や床、インテリアの色や素材の統一感も大切です。まずは「テーマカラー」を決めておきましょう。「グリーン」はリラックス効果があり、注目されています。狭めのリフレッシュスペースには、広く見せることと気分を落ち着かせるダブルの効果を狙った「ベージュ」がおすすめです。そこへ別色の「アクセントカラー」を配色する場合は、空間全体の10%以下の割合で取り入れることをおすすめします。
見た目だけでなく、「香り(アロマ)」でリラックス効果やリフレッシュ効果を高める方法もあります。床や壁や家具などのカラーは簡単に変えられませんが、香りならその場ですぐ変えることができるのも利点です。ただし香りは個人差による好き嫌いやアレルギーが出る場合もありますので、よく調べ、広く従業員の声を聞いた上で選ぶほうが良いでしょう。
リフレッシュスペースづくりは、まず従業員の意見を広く取り入れることから始めましょう。特に床・壁などのテーマカラーや家具などの大型インテリアは、簡単に変えることができないので綿密にコンセプトを練って決めたほうが良いでしょう。
イメージが固まれば、次は施工です。「法人専門内装プロ」は壁紙や床板の張り替えから、オフィス家具の販売まで幅広く対応しています。経験豊富で内装工事や工程管理を熟知した一級建築士が在籍していますので、安心してご相談ください。
[一般建設業許可 大阪知事 第151686号]
たとえばこういったご相談もお任せください。
●「◯◯風のイメージや、△△な効果のあるスペースにしたい」
●「限られたスペースで、広く見せたい」
●「なるべく低予算で、オシャレに見せたい」 など。
「法人専門内装プロ」は、大阪市内7区(中央区、西区、北区、淀川区、浪速区、福島区、天王寺区)限定で施工を行っています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
屋号 | 法人専門内装プロ |
所在地 | 大阪市西区靱本町1丁目7番22号 |
対応エリア | 大阪市7区(中央区、西区、北区、淀川区、浪速区、福島区、天王寺区) |
お問い合わせ | 06-6131-4950 受付時間:9:00~18:00 |
料金例 (内装工事 +付帯工事) |
ちょこっとリノベーション 35,000~100,000円 中規模リノベーション 100,000~600,000円 大部分リノベーション 1,000,000円 |
公式サイト | https://naisoupro.jp/ |
リフレッシュスペースはただ従業員が休憩する場所であるだけではなく、さまざまな目的やメリットがあるということが分かりました。
設置できるスペースの広さや種類などは、オフィスによって異なります。必要性に応じたリフレッシュスペースの導入・見直しを考えてみると良いですね。リフレッシュスペースに必要なアイテムなどは、そこを日常的に利用する従業員に広く意見を求めると良いでしょう。
快適な休憩時間を過ごすことは、就業時間内作業の能率アップにつながります。オフィスの特色を活かした最大限の工夫をして、効果的なリフレッシュスペースを導入してみてはいかがでしょうか。
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