近年、オフィスに運動スペースを設置したり運動イベントを行ったりする企業が増えているということはご存知でしょうか?
運動器具やマットを設置するというスタンダードなものだけではなく、卓球台や壁を登るボルダリングを設置する企業まであります。運動スペースと共に、運動支援アプリやサービスを取り入れる企業も少なくありません。
今回は企業オフィス内での運動促進をおすすめする理由・メリットについてご紹介します。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
なぜ現在、オフィス内での運動促進活動が注目されているのでしょうか?
理由は単純で、「会社側にもメリットがあるから」です。
では、会社側にはどんなメリットがもたらされるのでしょうか。まずは会社側からみた、オフィス内運動促進のメリットについてご紹介していきます。
運動により身体的健康の向上と気分転換・ストレス解消ができれば、従業員も快適に働き続けられることでしょう。
従業員が離職する大きな理由としては、「従業員自身の健康上(肉体・精神)の問題」と「労働時間や環境、人間関係に関する不満」が挙げられています。特に新入社員や若年層の離職状況は、企業にとっても深刻な問題です。
独立行政法人の労働政策研究・研修機構は、若年層を対象に能力開発と職場への定着に関するアンケート調査を実施しました。その結果、離職理由の1位は男女ともに「肉体的、精神的に健康を損ねたため」でした。
出典:労働政策研究・研修機構 (https://www.jil.go.jp/institute/research/2017/164.html)
また、労働環境については、以下のような興味深い調査結果も出ています。
ヤマト証券グループは従業員の運動習慣とストレスのケアをするためのオフィス向け支援サービス「BeatFit for BUSINESS」を2020年に導入しました。その試行後のアンケート結果では、「会社のことが好きになった」が67%を占めたそうです。
出典:Beatfit (https://www.beatfit.jp/interview_daiwa_202106/)
会社に対する好感度が高くなることで、やりがいを持って長く働いてもらうことが期待できますね。
従業員が健康になりケガや病気が少なくなれば、病院を利用する頻度も低下します。それに伴い、会社が負担する健康保険料や労災保険などの増加抑止も期待できるでしょう。従業員にとっても、通院費や時間のロスが軽減されて一石二鳥です。
お得になるのは保険料だけではありません。施策方法によっては、健康経営優良法人認定が有利になる、融資金利が優遇される、助成金などが出る、などといった付加メリットもあります。
行政機関や自治体の取り組みについても、必要に応じて調べてみると良いですね。
病欠で休む従業員が減り出勤率が上がると、人手不足解消になり仕事が回りやすくなります。また、運動でドーパミン(脳内の神経伝達物質)が分泌され集中力がアップするため、従業員一人あたりの仕事能率アップも期待できます。
ちなみに運動後のドーパミン分泌効果は、最長で3時間ほど持続するといわれています。そして運動タイミングは、朝の短時間が最も効果的です。このドーパミン分泌のメカニズムを利用して、オフィスでの運動タイムやイベントを組んでみるのも良いでしょう。
オフィスに運動スペースができると、それを使う人同士により共通の話題ができます。挨拶のきっかけ作りにもなるでしょう。
前出の離職理由に「人間関係に関する不満」も挙げられていますが、人間関係がこじれる原因の多くはやはりコミュニケーション不足です。
よく話す相手とは、誤解や不快感が生まれにくくなります。また運動について話し、励まし合うことで、お互いの健康意識やモチベーションが高くなる相乗効果も期待できます。
前項では会社側からの目線でメリットをご紹介しました。
ここからは運動スペースを使う従業員自身のメリットを、実例を交えてご紹介します。
ITサービス企業のエス・エー・エス株式会社では、募集した社内メンバーを対象に「KIWI GO」という運動支援サービスを取り入れました。すると「10kg~20kg減量した!」という喜びの声が多数挙がったそうです。
出典:KIWI GO(キウイゴー) (https://kiwi-go.jp/case/sas-kenkou/)
健康的な体重減少は、スタイルアップはもちろん病気の予防や筋力・体力づくりなどさまざまな良い効果をもたらしてくれます。
運動は、「セロトニン」「エンドルフィン」という心に充実感を与えてくれる脳内物質の分泌を促します。セロトニンやエンドルフィンは心身にさまざまな効果を与えてくれますが、主な効果としては「多幸感を与えてくれる」「リラックス効果」「脳の活性化」などが医学的に提唱されています。
従業員は日々仕事・プライベート共に、多くのストレスや不安感を抱えています。オフィス内での運動が、落ちこみや不安感解消の手助けになると良いですね。
座りっぱなしのデスクワークでは血行不良を起こしがちです。血流悪化は、肩こり・頭痛・腰痛・冷え性・むくみ・慢性疲労などを招きます。
血行不良は、運動・ストレッチと水分補給で改善できます。同時に運動は代謝や免疫力を高め、病気にかかりにくい身体づくりにも最適です。
心身が健康になると、それに連なり金銭面にもメリットが表れてきます。健康な状態では病欠や通院の頻度も少なくなり通院の費用や時間などの負担も軽減されます。従業員本人にも会社にとっても、良いことづくめですね。
企業が従業員のヘルスケアに取り組むことを、「健康経営」といいます。
その健康経営に積極的な企業の成功例を、いくつかご紹介します。
ネットショッピングのポータルサイトで有名なアマゾンジャパン本社には、カラフルなボルダリングウォールが設置されています。これは従業員のアイデアが採用された運動設備です。
壁の高さは13メートルで、最上部では口を開けたユーモラスな恐竜が登る人を励ますかのように顔をのぞかせています。
出典:マイナビニュース (https://news.mynavi.jp/article/20150529-officereport11/2)
大手健康食品メーカー・タニタ食堂では、丸の内オフィスに「健康ラボ」という専用ルームが設けられました。健康ラボにはプロ仕様の体組成計やエクササイズグッズ、そしてタニタ食堂独自の「タニタ体操」というエクササイズが行えるスペースが設置されています。
ちなみにタニタ食堂従業員以外でも、こちらの健康ラボ・コワーキングスペース・食堂がアプリ予約制で利用可能です。
出典:タニタ食堂 (https://www.tanita.co.jp/news/2022/1207/5063/)
出典:PR TIMES (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000046744.html)
参加できるのは65歳以上の従業員のみですが、不動産業の松井産業では90分の健康ヨガ教室を月3回行っています。就業時間内に出社中の希望者のみの自由参加制なので、強制ではありません。
さらにヨガ終了後にも、「酵素カプセルで井戸端会議」と題した自由参加制イベントがあります。「酵素カプセルで井戸端会議」は、8人まで入ることができる巨大酵素カプセルの中でおしゃべりを楽しんでもらうという健康的かつユニークな交流会です。
出典:松井産業株式会社 (https://sumo-saitama.jp/news/56158.html)
前述のアマゾンジャパンのボルダリングウォールもそうですが、運動スペース設置やイベントについて従業員の意見が採用されて成功した実例は少なくありません。
日々働く従業員は、オフィス設備を最もよく使い、よく見ています。「こうすればもっと働きやすくなるのにな」「ここにこれを設置してくれると便利だな」などのアイデアを無数に持っていることでしょう。そのため、オフィスに運動スペースを導入する際は現場の従業員の声に耳を傾けることをおすすめします。
また、時にはご褒美を出す「運動イベント」も効果的です。前出のエス・エー・エス株式会社では、チームと個人戦別で上位ランクだった人に賞金やプレゼントを出したウォーキングイベントが好評だったそうです。自分の頑張りが形になるなら、なおさらモチベーションもアップしますね。
オフィスに運動スペースを作る案が固まれば、次は施工業者選びです。
オフィスに運動スペースを作るとなると、さまざまな問題が発生します。たとえば床や壁は、大人の運動に耐えられる強度が必要です。その他にもスペースの確保や電源コンセントの設置など、細かい部分まで考えなければいけません。設置するマシンや設備などによっても、最適な場所や規模なども変わってきます。
細かい相談や希望・要望をきちんと聞いた上で、提案力のある業者に依頼するのが理想的ですね。
「法人専門内装プロ」は、施工に必要なあらゆる業者手配を一手に引き受けています。建設業許可を取得している経験豊富な一級建築士がオフィスリノベーションや施工を担当するので、細かい内容も安心して相談できますよ。
●一般建設業許可 大阪知事 第151686号
また「法人専門内装プロ」は、「オフィスに入居したままのリノベーション工事」も得意分野です。運動スペースをつくる間も、仮移転することなくオフィス業務を行うことができます。
「法人専門内装プロ」は、大阪市内7区(中央区、西区、北区、淀川区、浪速区、福島区、天王寺区)限定で施工を行っています。担当エリアにあたるオフィスのリフォーム・リノベーション・施工をお考えなら、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
屋号 | 法人専門内装プロ |
所在地 | 大阪市西区靱本町1丁目7番22号 |
対応エリア | 大阪市7区(中央区、西区、北区、淀川区、浪速区、福島区、天王寺区) |
お問い合わせ | 06-6131-4950 受付時間:9:00~18:00 |
料金例 (内装工事 +付帯工事) |
ちょこっとリノベーション 35,000~100,000円 中規模リノベーション 100,000~600,000円 大部分リノベーション 1,000,000円 |
公式サイト | https://naisoupro.jp/ |
オフィス内の運動スペースがもたらすメリットについて、会社目線と従業員目線の両面からご紹介しました。運動ジムなどに通うのは時間も費用もかかりますが、オフィス内に運動スペースがあればちょっとしたすき間時間を使って手軽に続けられますね。会社側も従業員の病欠・離職・休職などのリスクが抑えられ、生産性が上がり良いことづくしです。
従業員の心身が丈夫になれば、会社も健康になるという相乗効果によるメリットがたくさんあることがわかりました。高名な戦国武将・武田信玄公が人(家臣)を「城」「石垣」と例えて大切に考えたように、従業員のケアに重点を置く会社がこれからも伸びていくことでしょう。
SEARCH
CATEGORY
GROUP
よく読まれている記事
KEYWORD