オフィスのあり方が大きく変化しようとしています。
『ノンテリトリアルオフィス』という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、新たな働き方の一つとして注目されているこのコンセプトについて詳しく解説していくとともに、類似した概念である『フリーアドレス』や『ABW』との違いもご紹介します。
オフィス環境づくりの参考になれば幸いです。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
Contents
まずはノンテリトリアルオフィスとは何なのか、そしてなぜ注目されているのかの基本的な概要をご紹介します。
ノンテリトリアルオフィスは、従来の固定された席やスペースにとらわれず、自由に好きな場所で働けるオフィスのことを指します。従来のオフィス環境では従業員が固定された席に座り、同じ場所で仕事をすることが一般的でしたが、ノンテリトリアルオフィスでは、席やデスクの固定観念を打破しているのが特徴です。
ノンテリトリアルオフィスが注目されている背景には、いくつかの要因があります。
テクノロジーの進化により、従業員はどこからでも仕事を行うことが可能になりました。固定席で業務をすることが必須ではなくなったことにより、ノンテリトリアルオフィスの実現が容易になったことが挙げられます。
また、ミレニアル世代やZ世代など新世代の従業員は、オフィス環境に対してこれまでとは違う視点を持っていることも要因の一つです。この世代の従業員は柔軟性や自律性を重視する傾向にあるため、ノンテリトリアルオフィスがそのニーズにマッチしているのです。このような背景から、ノンテリトリアルオフィスは多くの企業や組織にとって魅力的な選択肢となっています。
ノンテリトリアルオフィスは、従来のオフィス環境とは異なる特徴を持っています。
ここからはノンテリトリアルオフィスのメリットを紹介します。
ノンテリトリアルオフィスでは、従業員は自分の好みや必要性に応じてオフィス内のさまざまなスペースを自由に使うことができます。固定席に縛られることなく、自分の作業スタイルや状況に合わせて最適な場所を選択可能です。これにより、ワークライフバランスが向上し、生産性や満足度が向上することが期待できます。
ノンテリトリアルオフィスでは従業員が自由に移動できるため、異なるチームや部署のメンバー間で自然と交流を促進することができます。また、新しいアイデアや発想を生み出すための創造的な環境を作り出し、イノベーションを推進します。従業員同士のコミュニケーションが活発化することで、チームワークが強化され、組織全体のパフォーマンス向上につながります。
ノンテリトリアルオフィスはこれまでのオフィス環境と比較して、柔軟性や創造性を重視する現代の働き方に適しています。これらの要素は競争力のある優れた人材を確保し、離職を減らす要因にもなるでしょう。
ノンテリトリアルオフィスは、これまでのオフィス環境に比べて柔軟性や自由度を重視する働き方ですが、他の似た概念との違いも理解しておきましょう。ここからは、ノンテリトリアルオフィスとフリーアドレス、そしてABW (Activity-Based Working) との違いを比較してみます。
ノンテリトリアルオフィスとフリーアドレスは、どちらも固定席を持たず、自由な場所で業務ができるという共通点があります。しかし、両者には次のような違いがあります。
ノンテリトリアルオフィスは単に席の固定化をしないだけでなく、さまざまな作業スペースや共業スペースを提供し、従業員が自由に移動して仕事を行うことができる環境を持っています。一方、フリーアドレスは従業員が自由に座席を選べるものの、その他のスペースや環境は従来のままであることが多いです。
つまり、ノンテリトリアルオフィスは単なる席の自由度を超えて、より多様な作業スペースや連携の場を提供するという、より全面的なアプローチとなっています。
ABW (Activity-Based Working) は、業務内容に適した多様なスペースを提供するという考え方です。従業員は自分の業務内容やニーズに応じて、適切なスペースを選択することができます。
ABWはオフィス内だけでなく、自宅、コワーキングスペース、カフェなど多様な場所で仕事ができる制度でもあります。一方、ノンテリトリアルオフィスはオフィス内の場所選択の自由に重きを置いており、従業員が自由に移動してさまざまな活動を行うことができるような環境のことを指します。
つまり、ノンテリトリアルオフィスが「座る場所」の自由度を重視するのに対し、ABWは「働き方」そのものの自由度を重視しています。ABWの方がより従業員の生産性向上を目指せますが、導入には高いコストと大きな変革意識が必要となります。
ノンテリトリアルオフィスの導入を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。特にセキュリティ対策やオフィス内の教育など、慎重な準備が求められます。
少人数のオフィスなら全員が従業員を把握できるものの、規模が大きいオフィスの場合は全従業員の顔を知らないことがあるかもしれません。その場合、隣に座っている人が本当に自社の従業員なのかを確認するのは困難です。そのため、入退室のセキュリティを強化しておく必要があります。
カードキーを配布して入室できるようにする、パスワードロックのドアを設置するなどして対策を取りましょう。
対策なくノンテリトリアルオフィスを導入すると、先輩や上司が直接実務を教えながら教育するOJT「On-the-Job Training」方式がうまく機能しなくなる可能性があります。それを避けるために、教育期間を長くとる、チームやグループごとに座るエリアを指定するなどのルール整備をしておきましょう。
ノンテリトリアルオフィスでは従業員が自由に移動して仕事をするため、オフィスのデザインや配置に工夫が必要です。
オフィス内にはさまざまな種類のスペースを設けるようにしましょう。個人用の静かなスペースやチームでのミーティングが行えるスペースなど、従業員のニーズに応じた異なる種類のスペースを用意するのが重要です。また、窓際や自然光の差し込む場所にデスクを配置することで、より快適で生産的な作業環境を実現できます。
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ノンテリトリアルオフィスは固定席にとらわれない新しいオフィス環境として注目を集めています。従業員がさまざまな場所で働くことができる環境として、業務の効率化や生産性の向上にも役立つでしょう。働き方改革が叫ばれる中、従業員の希望を踏まえて最適なオフィス環境を模索していくことは人材確保のためにも大切です。
オフィス環境を見直し、働きやすい魅力的な企業へと改善を目指しましょう。
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