
「空調の効きが悪い」「席によって暑さ寒さがバラバラ」「風が直接当たってつらい」
オフィスでよく聞かれるこのような悩み。
実はこれらの多くは、空調機器そのものの性能だけでなく、オフィスの内装やレイアウト設計に原因があるケースが少なくありません。
空調トラブルが続けば、従業員のストレスや集中力の低下、生産性の低下を招く可能性も。
本記事では、空調トラブルが起きやすいオフィスの特徴と、それを防ぐための内装設計の工夫について詳しく解説します。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
Contents
エアコンを設置しているのに「なぜか効かない」と感じる場合、その原因は空調機器以外にあることが多いです。ここでは、空調トラブルが発生しやすいオフィスの特徴を3つに分けて見ていきます。
オフィスに高めのパーテーションや書類棚などを多く配置している場合、空気の流れが遮られ、一部のエリアに風が届かなくなることがあります。このエリアに座っている従業員は、空調が効かず暑さ・寒さを我慢している可能性があります。
特にデスク間のパーテーションや床から天井まで伸びる間仕切りは、空気の流れを完全に止めてしまうことがあり注意が必要です。
エアコンの吹き出し口の真下や真横にデスクを配置していると、冷暖房の風が直接当たりすぎて寒すぎたり暑すぎたりすることがあります。
また、窓際の席は季節によって外気温の影響を受けやすく、同じ室内でも温度差が生じるのが特徴です。
このような「空調の偏り」は、働く人の快適さを損なうだけでなく、結果的に空調の設定温度を無駄に上げ下げする原因にもなります。
温度だけでなく、湿度が高すぎたり低すぎたりしても体感の快適さは大きく損なわれます。冬場は空気が乾燥しやすく、加湿器の設置や適切な換気が必要です。夏場は外気温の影響で湿度が上がりすぎる場合もあるため、除湿対策も重要です。
また、広いフロアでエリアごとに湿度ムラがある場合も、従業員によって「乾燥してつらい」「蒸し暑くて集中できない」と感じるなど、不公平感が生まれやすくなります。
内装工事に踏み切る前に、社内でできる改善策から試してみるのも一つの方法です。ここでは、比較的手軽に実践できる空調改善のアイデアを4つ紹介します。
まずおすすめなのが、フロアの複数箇所に温度計・湿度計を設置することです。労働安全衛生法に基づき定められた「事務所衛生基準規則」では、事業者は室温を18℃以上28℃以下、湿度を40%以上70%以下になるように努めることが求められています。
「暑い」「寒い」といった感覚は個人差が大きいため、数値で「今の環境」を見える化することで、快適さに関する会話がしやすくなります。適切な温度・湿度の目安を表示しておくと空調の調整判断もしやすくなり、職場内での温度トラブルを防ぐ一助となります。
オフィスの窓際は、外気温や日差しの影響を受けやすいため、席によって体感温度が大きく変わる原因となります。
そのため、ブラインドや遮熱カーテンの活用で日射量を調整することが効果的です。
また、窓ガラスにUVカットフィルムや断熱フィルムを貼るといった簡単な対策でも、空調の効き方が大きく変わることがあります。省エネ効果も期待できるため、一石二鳥です。
エアコンだけではカバーしきれない部分を、サーキュレーターや加湿器で補うのも有効な方法です。
サーキュレーターを使えば、空気の流れを促して空調の効率を高めることができますし、加湿器を設置することで冬場の乾燥対策にもなります。
導入の際には、設置位置や風の向き、音の大きさなどにも配慮し、従業員が不快に感じないように工夫しましょう。
レイアウト上どうしても温度差が出てしまう場合には、フリーアドレスや座席の柔軟な運用で対応する方法もあります。
たとえば「寒すぎる席」「暑すぎる席」を避けられるよう、ある程度の自由度を持たせた席配置にすると、従業員のストレスを軽減できます。
固定席が難しい場合でも、空調が効きづらい席を休憩や一時利用用にするなどの工夫も選択肢のひとつです。
ここまで紹介したような工夫を取り入れても空調の悩みが完全に解消されない場合は、オフィス全体の設計や内装に原因がある可能性があります。
内装の工夫によって、空気の流れや温度ムラを根本から改善し、空調効率を大きく高めることができます。
ここでは、快適な空間をつくるための内装設計のポイントをご紹介します。
まず大切なのは、空気の流れを遮らないレイアウトにすることです。パーテーションや家具の配置によって風が遮断されると、特定の場所だけ空調が効かなくなる原因になります。
通路やデスクの配置を見直し、風が部屋全体に均等に行き渡るようにすることが理想です。また、仕切りを設ける場合は、通気口のある素材の使用や低めの高さに抑えるなど、空調への影響を考慮する必要があります。
なお、パーテーションや什器の設置にあたっては、避難通路を塞がないように配慮することが重要です。
内装材の選び方一つで、空調効率は大きく変わります。例えば、グラスウールやロックウールのような断熱性の高い天井材や、調湿効果のあるエコカラット(LIXILの調湿建材)などの壁材を使うことで冷暖房の効率を上げ、エネルギーの無駄を減らすことが可能です。
また、床材には断熱性や吸湿性に優れたものを選ぶと、足元からくる冷えや湿気の不快感を軽減できます。内装の素材は「見た目」だけでなく、「快適性」「空調効率」にも大きく関係していることを意識する必要があります。
広いフロアで空調を一括管理していると、場所によって体感温度に差が出やすくなります。たとえば窓際は暑く、出入口付近は冷えすぎるなどといった状況です。そこで有効なのが、エリア別の空調コントロールです。
たとえば、集中スペースは少し涼しく、リフレッシュスペースはやや暖かく…というように、使用目的に合わせて温度を調整することで、過ごしやすさが格段にアップします。
ただし、空調機器自体をゾーンごとに制御できるようにするには、専門の空調設備業者による設備工事が必要になります。
そのためこうした改修を検討する際には、内装業者が空調業者と連携し、レイアウトや仕切りの構成とあわせてトータルで設計・調整するのが理想的です。
また、空調効率を高めたいエリアを仕切る際には、全面を壁で囲うのではなく、ガラスパーテーションなどを使うことで空気の流れをある程度コントロールしつつ、圧迫感のない空間を維持することができます。開放感を損なわずに、空調の効率を上げる工夫としておすすめです。
社内でできる対策を講じても、「一部の席がどうしても暑い」「空調を強めると他の席が寒くなる」といった問題が解消されない場合、レイアウトや内装そのものが原因となっている可能性が高いです。
たとえば、風の流れを遮るパーティションや家具の配置、断熱性のない床・壁材、通気を考慮していない天井設計などは、見直すことで空調効率が大幅に改善されるケースがあります。
空調機器を増設するよりも、内装を整えることで解決できる場合も多く、長期的に見て経済的な選択となることもあります。
まずは身近な改善から始めて、それでも限界を感じるようであれば、専門業者に相談して内装面からの対策を検討することが快適な職場づくりへの近道です。
出典:法人専門内装プロ(https://naisoupro.jp/)
法人専門内装プロでは、従業員が快適に働けるオフィスづくりを、内装のプロの視点からサポートしています。
パーテーション工事、壁・天井工事、エアコンや空調設備工事など、幅広い内装ニーズに対応可能。空調の効率を高めるためのレイアウト見直しや、断熱・通気性を考慮した内装設計にも対応しており、「暑い」「寒い」といったオフィスの空調問題の解決をお手伝いします。
大阪市内7区限定、従業員規模100名までの企業様に限定してサービスを展開しており、地域に密着したスピーディーかつ柔軟な対応力が強みです。小規模のレイアウト変更から、全体の空調環境改善を目的とした大規模工事まで、安心・安全・快適なオフィスづくりをサポートします。
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屋号 | 法人専門内装プロ |
所在地 | 大阪市西区靱本町1丁目7番22号 |
対応エリア | 大阪市7区(中央区、西区、北区、淀川区、浪速区、福島区、天王寺区) |
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公式サイト | https://naisoupro.jp/ |
オフィスの空調が効かない、場所によって暑さ寒さが異なるといった問題は、空調機器だけでなく内装設計やレイアウトの影響によっても起こります。
まずは温湿度の見える化やサーキュレーターの導入など、自社でできる対策から始めることが大切です。それでも改善が難しい場合には、空気の流れや断熱性を考慮したレイアウト・内装設計の見直しが効果的です。
法人専門内装プロでは、快適なオフィス空間づくりを、専門的な視点からお手伝いしています。
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