- オフィスお役立ち情報
「音楽」は、人の心理状態にさまざまな影響を与えます。
音楽の力によって、リラックスできたり、元気をもらったり、気分が上がったりする経験は皆さんもあるでしょう。
では、仕事をするオフィスに音楽を流すことはアリでしょうか?
結論から言えば、アリ!です。
なぜなら、適切な音楽を流すことは社内の環境改善に効果的だからです。
オフィスでのBGMは上手く活用すれば結果的に業務効率を向上させ、仕事の質を高めてくれます。
当記事では、オフィスにBGMを流すことによって得られるメリットをご紹介していきたいと思います。
ただし、オフィスで音楽を流す際は注意点をしっかり理解しておかなくては逆効果にもなり得ます。
オフィスでのBGMとしてこれはナシ!な例も含めて解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
オフィスでBGMを流すことで、緊張感が漂うオフィスの雰囲気を和らげ、リラックスして業務を進めることができます。
リラクゼーションサロンやカフェなどでは、リラックスできるようなBGMが流れていますよね。
そのイメージです。
カフェで仕事や勉強をする方が妙に捗ったという経験はありませんか?
その理由は複数考えられますが、理由のひとつとしては心理的にリラックスした雰囲気の中で仕事をすることによって、モチベーションが上がり業務効率が向上するからです。
リラックスできる音楽は、人の感情を落ち着かせ、ストレスを軽減させてくれます。
オフィスでその効果を高めるには、クラシックやジャズなどの落ち着いた音楽や、海の波音や川の流れる音など自然音をBGMに採用するのがおすすめです。
静かすぎるオフィスでのさまざまな雑音、気になりませんか?
人々のパソコンを叩く音や機械音、話し声や、誰かのクシャミに集中力を削がれてしまったり、電話をする声に気をとられてしまったり、オフィスの外で車の通る音が聞こえてきたり……。
BGMを流すことで、そのような雑音がダイレクトに耳に入ってくるのを和らげてくれます。
不要な音と周波数の近い音楽を流すことで、音同士が被さって一方の音が聞こえにくくなる現象が起こります。
これを「マスキング効果」といいます。
業務に不要な雑音が耳に入らなくなれば、集中力もアップしますよね!
また、自分の好きな音楽を聴くと、人は意欲や快感をもたらす神経伝達物質「ドーパミン」が分泌されることが証明されています。
オフィスBGMを流すことで、仕事に意欲的になりやる気を起こさせ、静かなオフィスで作業するよりも集中できる環境を作ることができるのです。
集中力を高めたい時に流す音楽は、歌詞のないものや、耳に残ってしまうような刺激の少ないもの、聞き慣れている音楽を選ぶのがおすすめです。
例えばオフィスで重要な会議を行う際に、BGMを流していることで外部に会議内容が聞こえるのを防ぐことができます。
プライバシー保護が重要な金融系の会社や病院の待合室などではBGMを利用している例が多いですね。
他の例としては、高層ビルのエントランスに噴水がザーッと流れているホテルやマンションへ行ったことはありませんか?
あの噴水も実は、ただの飾りや癒しのためだけではなく、ホテルやマンションで人々の生活する音を来客者に聞こえないようにマスキングする効果があるんですよ。
オフィスでのBGMは、聞かれては困る情報の流出を防ぐためのセキュリティ対策、プライバシーの保護としても活用することができます。
社内だけでなく会議中に急な来客があった時にも、話している内容が聞こえなければ外部への情報流出を防げますね。
時間帯によって流すBGMを変えることで、タイムマネジメント効果があります。
例えば、私が小学生の頃は、登校時間、給食の時間、掃除の時間、下校時間に合わせてそれぞれ音楽が鳴っていました。
その音楽を聴くと今でも「あ!掃除の時間の音楽だ!」という気分になります。
それは、決まった時間帯に音楽を流すことで子供たちに時間を認識させることを目的としていたんですよね。
その効果を、大人になって今仕事をしているオフィスでも活用することができます。
あらかじめ決められたBGMを、特定の時間帯にオフィスで流すことによって、社員に何時ごろなのかを伝えることができます。
「この音楽が流れてきたから休憩の時間だ」「もうすぐ定時の音楽だ!この仕事を終わらせないと」という気持ちにさせることができ、オフィスでのタイムマネジメントに役立ちます。
BGMによって耳から時間を認識することで、ダラダラと働くことを防いでメリハリをつけた環境を作ります。
よって結果的に業務効率の向上にも繋がりますよね。
音楽は、オフィスで働く人々の心理にさまざまなメリットをもたらします。
BGMの流れる快適な社内環境を作ることで、会社全体の生産性アップの可能性が見込めます。
上記のように、BGMの効果で集中力や意欲が高まったり、リラックスして仕事へのモチベーションが高まったり、社員のストレスが軽減するのであれば、結果的にオフィスで働く社員の生産性が向上します。
また、音楽の流れる快適なオフィス空間を作ることで、オフィスの雰囲気が改良され、仕事への取り組みやすさや社内コミュニケーションの活性化も促すことができます。
以上のことからも、オフィスでBGMを導入することは会社全体の生産性向上に繋がり、大きなメリットがあることが考えられますね。
ただし、オフィスで流すBGMは選曲を間違うと逆効果にもなり得ます。
音楽が耳障りになって逆に集中力を削がれてしまったり、お昼の眠い時間帯にヒーリングミュージックが流れてきて余計に眠たくなってきたりしては本末転倒です!
ここからは、オフィスにBGMを流す際の注意点とアドバイスをお伝えします。
過度な音量は業務の妨げになります。
大きな音量でBGMが流れているとそちらの方に気をとられてしまい、かえって集中力の低下や業務効率の低下を招いてしまいます。
オフィスでのBGMは、少し小さいかな?程度の音量がちょうど良いです。
音楽の好みは人それぞれ個人差があります。
たとえ自分が気分が上がる音楽をかけていても、別の人にとっては不快に感じることもあることを理解しておきましょう。
自身の気分が上がる音楽は意欲や快感をもたらしますが、そうではない人にとってその音楽は何の効果もありません。
オフィスでBGMを流す際は、同じ場で働く社員の意見を考慮して選曲しましょう。
世間でも大人気のJ-popは誰もが知っていてテンションが上がるかもしれませんが、オフィスでは不向きです。
なぜなら、歌詞が耳に残ってしまうような曲は気が散ってしまうからです。
街中や飲食店でも、有名な曲が流れてきてついそちらに気をとられてしまったということはあるのではないでしょうか?
業務に集中しなければならないオフィスでは、キャッチーなメロディーや歌詞のあるJ-popなどは避けましょう。
聴き流すことができるような、クラシックやジャズ、自然音などがおすすめです。
自然音やリラックスできるような音楽をおすすめしてきましたが、落ち着いた音楽は流す時間帯に注意しましょう。
スローテンポな曲や自然音などはリラックスして仕事に取り組めるメリットがありますが、お昼後の眠気が襲ってくる時間帯などは逆効果になる可能性も。
眠気を覚ましてやる気を出したい時間帯には、少しアップテンポなジャズやボサノバがおすすめです。
またずーっと同じ音楽だけが鳴り続けていても、飽きてしまいあまり効率面での効果は得られません。
出勤してすぐの午前中は集中力を促すクラシック音楽、午後はアップテンポなジャズ、疲れが溜まってくる夕方やピリピリした日には癒しの自然音を……というように、時間帯によって選ぶ音楽のジャンルを変えていくことで、オフィスBGMとしての効果を最大限に活かすことができますよ。
オフィスでBGMを流す際のメリットと注意点をお伝えしました。
オフィスで音楽を流すのは、社内環境を快適にし、会社全体としての生産性向上が期待できることが分かりましたね。
最適なBGMをオフィスに取り入れるとさまざまなメリットをもたらすので、オフィスでBGMを流すのは大いにアリ◎!です!
しかし、大音量はナシ×!耳障りになる選曲はナシ×!余計に集中できなくなるBGMはナシ×!など、オフィスでのBGM選曲には注意が必要です。
社員皆が快適に業務を進行できるようなBGMを、あなたのオフィスにも取り入れていきましょう!
オフィスの環境改善に力を入れたいあなたには…
オフィスの内装をちょこっと改装してみるのも非常に効果的でおすすめです。
内装を変えて、よりリラックスできる雰囲気であったり、集中しやすい環境を作ることによって、さらにBGMの効果は増大しますよ!