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事業の運営を安定して行うためには、災害を想定した安全なオフィス作りが大切です。特に、日本でオフィスを構えるうえで無視できないのが地震対策です。
オフィスの地震対策を怠っていると、事業の運営だけでなく従業員の安全も守れないでしょう。本記事では、オフィスの地震対策について紹介します。
これからの地震に備えて対策を考えている場合や、今までの対策を見直したい場合は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事はプロモーションを含む場合があります。
いつ地震が起こるかわからない日本では、オフィスに地震対策を施しておくことが大切です。オフィスに地震対策がされていなければ、大切な従業員の安全や事業の運営を守れません。
まずは、オフィスに地震対策が必要な具体的な理由について確認していきましょう。
地震が発生した際、企業は従業員の安全を守ることが義務付けられています。オフィスの地震対策が不十分だと、地震の規模によっては従業員に死傷者が出る可能性も考えられるでしょう。
一方で、オフィスに地震対策が整っていれば、適切な行動や避難が可能となり、従業員の安全に関するリスクを最小限に抑えられます。従業員の安全を守るうえでも、企業の社会的責任を果たすうえでもオフィスの地震対策は必須で行わなければいけない取り組みです。
2011年の東日本大震災の際に、鉄道の運行停止などによって多くの帰宅困難者が発生しました。帰宅困難者が発生すると交通が混乱し、二次災害や救助の妨げになる可能性があります。
これらの教訓として東京都では2012年の3月に「東京都帰宅困難者対策条例」が制定されました。この条例により、企業は従業員の一斉帰宅の抑制や、従業員の3日分の備蓄を用意する努力義務が課せられています。
そのため、会社を運営するうえで災害時に発生する帰宅困難者に対応するために、備蓄の管理などの対策は必須といえるでしょう。
地震による被害は事業に損害をもたらす可能性があります。オフィスの備品や機器が損傷すると、業務が一時的に停止してしまうでしょう。
また、被害が大きいと事業の立て直しが不可能になるケースも考えられます。そのため、事業の運営を守るためにも、オフィスの地震対策は必須です。
地震対策を施すことで、事業の被害を最小限に抑えて業務の継続性を確保できるでしょう。
続いて、オフィスで実施できる地震対策を紹介します。取り組めるものがあれば、積極的に取り入れるようにしましょう。
オフィスの地震対策として防災担当者を設定することは、災害時に迅速かつ適切な対応を行ううえで重要です。防災担当者は緊急時に適切な避難の指示や応急処置を行います。
また、従業員への災害対策の指導や訓練を担当する場合もあります。防災担当者がいると、災害時に会社として適切な行動を取れる可能性が高まるでしょう。
地震発生時にオフィスの家具が転倒して、従業員に被害を出さないためにも家具はしっかりと固定しておくことが大切です。特に、転倒したら大きな被害につながる重い家具には、最適な耐震器具を取り付けるようにしましょう。
また、地震で中身が飛び出さないように使用頻度の低い引き出しは施錠したり、重い物は下に収納して家具の重心を下げたりしておくことも効果的です。さらに、背の高い家具はデスク周りに置かないようにするのも大切です。
オフィスの地震対策として棚の上に物を置かないことも大切です。棚の上に物を置いていると地震の発生時に転落した物が従業員と接触して危害を及ぼすリスクがあります。
また、棚の上の物が転落することによって、避難の妨げになることも考えられます。棚の上をスッキリさせておくことで、地震時に発生する怪我のリスク低減や避難経路の確保につながるでしょう。
地震に備えて、オフィス内に適切な避難経路や避難場所を確保しておきましょう。避難経路には、避難時の導線を確保するために物を極力置かないようにすることが大切です。
また、オフィスに設定している避難経路や場所は、従業員に存在を周知しておきましょう。避難経路があったとしても従業員が存在を知らなければ、地震発生時にどこへ逃げてよいかわからずパニックを引き起こす可能性があります。
定期的に社内講習を開くなどして、地震発生時の対応や避難経路・場所について指導するようにしましょう。
地震によって会社のデータが失われてしまうと、事業にとって深刻な影響を及ぼす可能性があります。データが無事でも復旧作業にも時間がかかるため、早急な業務の再開も難しくなるでしょう。
そのため、大切なデータはクラウドサービスなどを使用してバックアップを取っておくことが大切です。事業の継続性を確保するためにも、事前にしっかりと対策しておきましょう。
従業員の意識を改革させるために、定期的な避難訓練も地震対策として効果的です。実際、消防法第36条の「防災管理定期点検報告」によって企業は年に1回以上の避難訓練を義務付けられています。
地震が発生した際、従業員は被害を最小限に抑えるために適切な行動を取らなければいけません。避難訓練は従業員が安全かつ迅速に避難できるようにするための準備となります。
避難訓練をすることで避難経路や避難場所の確認、非常口の位置の把握などができるため、災害時の混乱を最小限に抑えられるでしょう。
地震発生時に備えて、防災セットを用意しておくことも大切です。防災セットには非常食や保存水、懐中電灯、救急箱などがあるとよいでしょう。
加えて、冬場に被災した場合のために毛布の用意もあると安心です。また、防災セットは実際使用する際に期限切れを起こしていて使えないということがないように、定期的な点検を行なっておかなければいけません。
災害時に発生する帰宅困難者のためにも、必要最低限の防災セットは揃えておくようにしましょう。
地震対策として、オフィスの内装に対策工事を行うのも一つの手段です。オフィスに地震の対策工事を行うと、建物の耐震性向上や家具の転倒防止につながるため、従業員や会社の資産を守るために効果的な投資となるでしょう。
地震によって甚大な被害を出さないためにも、オフィスの耐震性に不安のある場合は、対策工事を検討してみてはいかがでしょうか。
オフィスの地震対策を行うなら、法人専門内装プロがおすすめです。法人専門内装プロに依頼すると、地震によって家具が転倒しないように、金具を使って床や壁に固定する工事や、災害備蓄品の販売を行なってくれます。
家具の転倒防止工事は、種類や配置によって最適な工事を提案してくれるため、個人で対策するよりも高い安全性を得られます。また、法人専門内装プロなら、オフィスの安全性だけでなく快適性や機能性を考慮したレイアウトの提案もしてくれます。
そのため、地震対策だけでなく業務の生産性も向上させたい場合は、ぜひ法人専門内装プロを利用してみてください。
屋号 | 法人専門内装プロ |
所在地 | 大阪市西区靱本町1丁目7番22号 |
対応エリア | 大阪市7区(中央区、西区、北区、淀川区、浪速区、福島区、天王寺区) |
お問い合わせ | 06-6131-4950 受付時間:9:00~18:00 |
料金例 (内装工事 +付帯工事) |
ちょこっとリノベーション 35,000~100,000円 中規模リノベーション 100,000~600,000円 大部分リノベーション 1,000,000円 |
公式サイト | https://naisoupro.jp/ |
今回は、オフィスでできる地震対策について紹介しました。地震が発生した際に従業員の安全確保や事業を継続させるために、オフィスの地震対策は大切です。
家具を金具で固定したり、棚の上に物を置かないようにしたりするだけでも、オフィスの安全性は高められます。また、従業員の意識を向上させるために、防災担当者を設定して定期的に避難訓練を行うのも効果的です。
地震によって会社が大きなダメージを受けないためにも、オフィスの地震対策はしっかり行っておきましょう。